これで役者がそろいました ~スプリングS

弥生賞のロジユニヴァースほどの支持は得られなかったものの、スプリングSではアンライバルドが2.3倍の1番人気に応えて、無事1着で皐月賞に向かうことになりました。
これできさらぎ賞を勝ったリーチザクラウンとあわせて、3強という構図ができあがりました。2強だとどちらかが崩れることが多いのですが、3強だとすんなりとその3頭で決まることも多く、ほぼ間違いなくこの3頭の組み合わせが人気になるでしょう。

中山といえば、やはり先行馬が有利で、特に今年は外が伸びず内が伸びるという馬場状態でもあり、前に行った馬が有利だろうと思っていましたが、案の定レッドスパーダが残りました。
スローでほとんどの馬が掛かり気味になるなかで、中団から差しきったアンライバルドは、着差以上の強さだったと思います。

では本番の皐月賞では、どの馬が有利なのでしょうか。
おそらくリーチザクラウンが逃げて、ロジユニバースがそれをマークして2,3番手、アンライバルドが中団という展開になるでしょう。他に行く馬がいなければ、ペースは遅くなると思います。そうなるとリーチザクラウンが有利ですが、それを並ぶ間もなく差しきったラジオNIKKEI杯のロジユニヴァースをみると、かなり強そうです。
アンライバルドは新馬でリーチザクラウンを破っていますが、スプリングSで5着(0.5秒差)のリクエストソングがきさらぎ賞ではリーチザクラウンと0.6秒差だったことを考えると、2頭にはあまり差があるとは思えません。しかしアンライバルドは差し脚質であり、展開的には、やや不利といえるかもしれません。

それらを考え合わせると、人気はおそらく1.ロジユニヴァース(横山典)、2.リーチザクラウン(武豊)、3.アンライバルド(岩田)となる可能性が高そうです。ただし単勝の倍率は、ほとんど差がつかないでしょう。またジョッキー人気もあわさって、かなり微妙な人気の順番になりそうです。
でも往々にして、人気とは逆の結果に終わることが多いもの。アンライバルドがまとめて差しきるという結果も、あながち起こらないとはいえないでしょう。

いずれにしても、実績を残してきた馬たちの、ガチンコの勝負はとても興味深いものがあります。強い馬が強いパフォーマンスを見せる、真の勝負を楽しみたいと思います。

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